一般参列者として葬儀に参列する場合どの位置に座るべきかは迷いやすいポイントですが基本的には係員の案内がある場合はそれに従い案内がない場合は先着順に前から詰めて座るのが最もスマートで礼儀正しいマナーとされています。多くの人が遠慮して後方の席を選びがちですが前方の席が空いていると祭壇との間に不自然な空白ができてしまい遺族に対して寂しい印象を与えてしまう可能性があるため空席を作らないように前から順に着席することは故人への敬意を表すことにもつながります。ただし最前列や祭壇に極端に近い数列は遺族や親族のための席として確保されていることが多いため「親族席」という張り紙や札がないかを確認し一般席の最前列と思われる位置から座るように注意が必要です。友人や知人と連れ立って参列する場合つい話が弾んでしまいそうな隣同士の席を選びたくなりますが式中は私語厳禁であるため過度に固まることにこだわらず空いている席に速やかに座ることが求められますし通路側の席は焼香の際に移動しやすい反面人の出入りが激しく落ち着かない場所でもあるため足腰の弱い高齢者や体調に不安がある人に譲る配慮も素敵です。もし遅れて会場に到着してしまった場合は進行の妨げにならないように目立たない後方の席や出口付近の席に静かに座るのが鉄則であり係員が扉を開けてくれるタイミングを待って入室し空いているパイプ椅子などを自分で広げて座るような音を立てる行為は避けなければなりません。また一般参列者の席は焼香の順番とも連動していることが多く前から順に案内されるため焼香が終わった後に元の席に戻るのかそのまま退場する流れなのかを周囲の動きを見て判断する必要があり荷物を席に置きっぱなしにしてしまうと退場時に取りに戻るのが難しくなるケースもあるため貴重品や手荷物は常に携行するかクロークに預けておくのが無難です。結局のところ一般参列者の座る位置選びで最も大切なのは自分勝手な判断で動くのではなく式の厳粛な雰囲気を壊さないように周囲と調和し遺族や係員の意図を汲み取って協力的な態度で臨むことなのです。